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2012年4月

 クッションタイプの入れ歯安定剤の注意点



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「あごがやせる」の勘違い


あごのやせる原因を加齢や体重減少によるものだと思われている方がおります。
確かにそれも一部はあるのですが、最大の理由は入れ歯安定剤に依存し過ぎた無理な入れ歯の使用方法にあります。つまり過度な噛み過ぎがあごの骨にダメージを与え続け、骨が吸収してしまうのです。

ですから正しい入れ歯および入れ歯安定剤の使い方をすることが、あごをやせさせない一
番の秘訣だということを知って下さい。

どうも日本という国では入れ歯安定剤を使っていると歯医者に怒られる??というような風潮があるらしく、大勢の患者さんが入れ歯安定剤の使用を隠しているようです。かかりつけの歯科医院への報告は必ずおこないましょう!

ここではもっとも注意すべき入れ歯安定剤のトラブルについてご説明します。
入れ歯が合っていないのに、安易な気持ちで粘着系のクッションタイプの入れ歯安定剤を長期間に渡って使用してしまった場合のお話です。
クッションタイプの入れ歯安定剤はどうしても厚みが出てしまいます。そのため、入れ歯内面の安定剤の厚みは毎回不均衡になるため、噛み合わせ自体が悪くなってきます。そして、噛み合わせの悪さを補うために、入れ歯安定剤の弾力や粘着力にますます依存する傾向が強くなってしまいます。じつは、これが怖いのです。
患者さん自身は、痛くないし、硬いものでも何でも良く噛めると錯覚をしているため、口腔内の変化や噛み合わせの狂いにはまったく自覚症状がありません。やがては、無意識のうちに噛み合せの力(咬合力)が強く出過ぎるようになります。それが原因で、知らず知らずのうちに顎の土手(顎堤:歯茎の部分)に痛みを伴わない微弱な炎症が波及し続けることになります。

その結果、顎の土手が高度に吸収して無くなってしまうという恐ろしい現象が起こるのです。顕著な場合、山の頂のような形態をしていた顎の土手が、わずか数年足らずで吸収して無くなり、陥没した顎の土手になってしまったというケースもあります。こうなると、入れ歯を入れることさえ困難な状況になってしまう方もいるのです。 クッションタイプの入れ歯安定剤を利用している方は、くれぐれもご注意下さい。
歯科医院で作った入れ歯が、痛かったり・合わなくなった場合は、まずは入れ歯治療に精通した歯科医院にご相談ください。それが、入れ歯と長く付き合うための秘訣なのです。

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